今年は何故か?普通機では富士通、お掃除機能付きエアコンでは日立が多い。今回は最新機種、2015年製の日立エアコンRAS-G22Dのクリーニングです。
昨年のモデルですね。お掃除機能付き・ステンレスクリーン白くまくん。
2.2kwとは思えない大きさ。でーん!と前に突き出た今風のスタイル。3つのセンサーで快適&節電、見張ってお休みタイマーとやらが付いている。
昨年のモデルで汚れた雰囲気は無い。お客様曰く、匂いが気になるとの事。
この匂いが問題です。目に見える汚れが発する悪臭なら、汚れを落とせば良いのだが、お客様だけが感じる匂い・・・困った。
実は、このような問題の為にエコ洗剤を2種類用意しています。
お客様に消臭力の高い方のエコ洗剤で洗浄してみます。という了承を得てから日立エアコンRAS-G22Dのクリーニングを開始しました。
洗浄後にお客様だけが感じる臭いが消えていれば良いのだが・・・。
臭いの原因を探るべく先ずは分解開始。あれ?脱臭フィルターがない?この機種は、左右カバーと下側が一体型になってます。
黒色のお掃除ロボ・・・かっこいい!でも分解。この機種、フィルターは天井部だけ。続いて基盤も取り外していきます。
いつものように、ドレンパンも外して確認。やっぱり汚れてませんね。熱交換器もファンもドレンパンもキレイな状態です。
こうなれば臭いの原因を探るべく、モーターやファンも外します。熱交換器の内側やファンカーブにもカビ一つありません。
①洗浄後のファン・お掃除ロボ・ドレンパン・熱交換器本体です。外した物は浴室で除菌洗浄しました。ひょっとして、原因は
分解中に落ちてきたクモの死骸?なんてね。やれる事はやったし、とりあえず組み立てます。
組み立てた後、試運転で臭いチェック!お客様の反応はOK!でした。
目に見えないお客様だけが感じる臭い・・・もう一つのエコ洗剤が効いたようです。
あ!全てのエアコンをこのようにファンまで外した、分解洗浄をしているわけではありません。特に背面版一体型タイプ。
同じ日立のエアコンでも、このタイプはファンモーターカバーが前側から外せる機種だからです。通常は無理。
最近、無理難題を言ってくる男性のお客様が多いので、予め記載しておきますね。