今回は古いエアコン2台クリーニングです。当店では、製造から10年が経過したエアコンのクリーニングは、補償の対象外となっております。
保険でも10年を過ぎた物に対価が無く補償ができません。当然、製造したメーカー側にも替えの部品がありません。稀に代替え品で対応可能な場合もあります。
作業を行う側にとっても、経年劣化による破損等リスクが高くなります。新しいエアコンを自費で負担する事など論外。また、作業料金を無しにする事もできません。
その為、現在のエアコンには「標準使用期間は10年」と記載されています。
使用年数は、どのメーカーも同じ10年です。ご理解の程、よろしくお願い致します。
今回は賃貸物件に最初から設置されているエアコンです。お客様曰く、万一壊れた場合は管理会社に新しいエアコンに交換してもらうとの事。なるほどね。
一件目は、ナショナル製のCS-BG28T-w。年式は不明。形名を検索しても出てきません。型番ステッカーが横に貼ってある時点で、10年以上確定ですけどね。
構造はいたってシンプル。余計な物は一切ありません。右下写真。お客様が自身で手を突っ込んで拭いた跡。お疲れ様でした。後はお任せ下さい。
左上写真。ドレンパン等を外して高圧洗浄が出来る状態。右上写真。真っ黒な熱交換器。左右下写真。右側半分だけを高圧洗浄で洗った状態。後ろで見ていたお客様もビックリ!
これが熱交換器本来の色ですよ~。という事で洗浄後です。
熱交換器も取り外したドレンパンもキレイになりました。お客様が頑張ったフローファン内部も良い感じに仕上がりました。後は組み立てて動作確認。無事完了です。
午後からは同じく古いエアコンのクリーニング。リピーター様です。
数年前に1度エアコンを洗っています。メーカーは同じくナショナル。ただしステッカーが貼っていないので、形名や年式などは不明。
基盤を見れば一目瞭然。まさか、え?この時代に現在主流の正面基盤?なんて馬鹿な事を言うお掃除屋さんはいないと思います。垂直な熱交換器が年代を語ります。
こちらの熱交換器も真っ黒。思わず鼻水が垂れてきます。という事で、高圧洗浄後です。
左上写真。ドレンパンなど取り外した部品。浴室をお借りして熱湯漂白除菌でスッキリ。熱交換器も何とか元の色に。フローファンや内部も良い感じに仕上がりました。
古いエアコンの場合、洗浄後の動作確認が1番緊張する瞬間です。問題なく完了。
お客様、この度は当店へのリピート依頼、ありがとうございました。