福岡市中央区のお得様からのご依頼で、日立エアコンRAS-X40E2のクリーニング。

以前、富士通ノクリアのクリーニングでお世話になりました。それから日立へ買い替え。2015年モデルなので、約4年半使用したエアコンのクリーニングです。

さて、この日立お掃除エアコンXシリーズは、以前の記事でも記載しましたが、大変「難」のある機種です。その為、いつもより作業時間を要します。

一般のお掃除屋さんの場合、間違いなくドレンパンやフロントフラップを外さずに洗っているでしょう。それだけ「クセ」が強く、分解と組み立てに時間を要する機種なんです。

そんな日立エアコンRAS-X40E2のクリーニングを見て見ましょう。

日立エアコンRAS-X40E2左上写真。3連フラップには、垂れ汁の跡。右上写真の赤丸部分。以前修理に来た業者がキチンと収めていませんでした。その為、フラップの1つが閉まらない状態に。

左下写真。日立エアコンの左側に、ダストボックスがある事を知らない人は意外と多い。そして最近の定番、正面基盤2つです。コネクターを全部抜き、基盤を外します。

日立エアコンRAS-X40E2クリーニング右上写真。電気屋さんへ、電源コードまで一緒に巻いてくれてありがとう。余計な手間と時間が増えました。左下写真。基盤を外す為にテープをカット!後で巻き直します。

右下写真。正面基盤2つを取り外した状態です。今からお掃除ロボを取り外します。

日立エアコンRAS-X40E2分解左上写真。お掃除ロボを外した状態。一般のお掃除屋さんは、この状態で洗浄します。否、水濡れ即、故障に繋がる基盤さえ外しませんね。問題はココからです。

そう、日立お掃除エアコンXシリーズの最難関。ドレンパンの脱着です。とにかく固い!ドレンパンの中の水を抜いて、丁寧に時間をかけて取り外します。

左下写真。ドレンパンを外した。この状態で高圧洗浄しないと、キレイになりませんね。更に、この機種はファンモーターとフローファンを外して洗う事が出来ます。

日立エアコンRAS-X40E2分解洗浄日立エアコンRAS-X40E2の分解完了。ファンを抜いているので、ステンレスクリーンの奥を目視で高圧洗浄できます。

ファン内部やフローファン、ドレンパン、フラップの内側、全てがカビで汚れています。取り外した部品は、浴室をお借りして熱湯除菌漂白で洗います。

日立エアコンRAS-X40E2のドレンパン日立エアコンRAS-X40E2のドレンパンです。ドレンパンからモーターを抜いて、3連フラップを外します。先に無理やり曲げて外すと破損します。

なので、一般のお掃除屋さんは、フラップを付けたまま洗うのです。

それでは、日立エアコンRAS-X40E2クリーニング後です。

日立エアコンRAS-X40E2クリーニング後左上写真。浴室をお借りして洗う部品の数が多い。右上写真。お掃除ロボまで洗えるのは良いですね。ドレンパンもキレイさっぱり。フラップバーなんてピカピカです♬

日立エアコンRAS-X40E2クリーニング完了洗浄後の熱交換器。フローファンもGoodな仕上がり。ファンカーブ内部のステンレスクリーンもピカピカに。そして組み立て。切った配管テープも巻き直します。

最後に動作確認で異常なし!無事クリーニング完了です。

あ~無茶苦茶時間がかかったね。お客様、長い時間お待たせしました。ですが、ここまで分解した洗浄を行っているので、気持ち良い風を堪能できますよ。